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松江市立病院建設予定地で発見された、約2000年前の弥生時代の環濠遺跡です。
田和山の山頂部を3重の環濠が囲んでいるという全国的にも例のない遺跡で、国の史跡に指定されています。
通常は環濠の内側に集落をつくるのですが、田和山遺跡の環濠の内側には住居の跡がなく、5本と9本の柱跡だけが見つかっています。
おそらく環濠の内側は、宗教的な儀式を行う重要な祭祀場であったのではないかと考えられています。
環濠の外側には多数の住居跡が見つかっており、多数の出土品が見つかっています。
特に国内で初めて、楽浪郡で作られた可能性のある硯が発見されたことで話題になりました。
史跡公園として整備されており、竪穴住居などが復元されています。
山頂からは大きな市立病院と、松江市街を一望することができます。