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倉吉市のシンボル的な打吹山の中腹にある天台宗の古刹です。
中国三十三観音霊場の第三十番札所になっています。
奈良時代の創建と伝わり、中世以前は禅宗寺院だったそうです。
現在の本堂は室町時代のもので、清水舞台のように山の急斜面にせり出した懸造になっており、眺めがよいです。
本尊の秘仏・木造十一面観音菩薩坐像は重要文化財に指定されています。
庫裏には室町時代から江戸時代に奉納された巨大な絵馬がたくさん展示されています。
毎年2月には長谷の牛玉授けという祭りがあり、ふもとの街では観音市が開かれます。
駐車場から本堂までの長い階段が少し大変ですが、白壁土蔵群や打吹公園、円形劇場などの観光地と併せてお参りするのがおすすめです。