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萩反射炉

萩反射炉

2023/10/14

反射炉とは、ドーム状の室内に熱を反射させて高温にして鉄を溶かすという構造の溶解炉です。

諸外国の脅威が高まる幕末に、異国船を打ち払うための大砲を製造するため、西洋から導入された新技術でした。

国内に現存する反射炉の遺構は、萩・韮山(静岡県)・旧集成館(鹿児島県)だけであり、「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に認定されています。

現在残っている遺構は煙突部分で、安山岩積みでできており、先端のみレンガ積みになっています。

試作的に築造されたもので、韮山反射炉とは異なり、実用はされていなかったと考えられています。

大型バスも停められる駐車場が完備されており、無料で見学することができます。