滋賀県にある「竹生島 宝厳寺」(ちくぶしま ほうごんじ)は西国三十三所巡り30番目の札所で、観音堂に千手観世音菩薩を安置した西国霊場のお寺です。本尊の大弁才天は日本三弁才天(竹生島・江ノ島・厳島神社)のうちの1つでもあり、なかでも最古の弁才天信仰の聖地でもあります。
琵琶湖に浮かぶ竹生島は国の名勝・史跡に指定され、「宝厳寺」と「都久夫須麻神社」の他に数件のみやげ店があるだけの信仰の島です。
船でしか行けませんので、琵琶湖の各港から出る船に乗って参拝します。
宝厳寺には国宝や重要文化財が多数あり、見どころがいっぱい。御本尊の弁才天は秘仏なのでお姿は拝めませんが、弁天さまのお顔をした「願いダルマ」が奉納できます。1つ1つ違う顔をしたダルマさんに御本尊の姿を想像しながら、ぜひ願掛けをしてみてくださいね。
本堂を出ると重要文化財の「三重塔」「観音堂」「舟廊下」、国宝の「唐門」と見どころは続きます。特に「唐門」は秀吉時代の大阪城、唯一の遺構である可能性が出てきて注目を浴びていますよ!
舟廊下から出た先の「都久夫須麻神社」の本殿も国宝で、かつては「宝厳寺」と一体でした。明治の神仏分離令で寺院と神社に分かれたようです。
琵琶湖の素晴らしい景色を眺めながら「かわら投げ」に挑戦すると、そろそろ帰船の時間が気になります。お土産も手に入れたいので時計を気にしながらの参拝は仕方がないですね。
弁天さまをモチーフにした「ねがいだるま」というミルクまんじゅうは、残念ながら売り切れでした。調べたら黒壁スクエアのアンテナショップ「黒壁AMISU」や、長浜にある和菓子舗「かのくらちゃらく」(製造元)で購入できるそうです。竹生島では売り切れていても、時間があれば購入したいお土産ですね!
我が家はちょうどお昼どきに島に行ったので子どもたちがお腹を空かせていて、近江牛まんや近江牛カレーパン、アイス最中に滋賀おでん、弁天あげもちと、2つあるショップの食べものをほとんど全て食べたかもしれません(笑)
そのあとに黒壁スクエアの素敵なお店で食事をしたかった母の計画は崩れましたが、どれも美味しかったのでいい思い出です!